2019年8月26日から27日にかけて、猛烈な雨がモーリタニアの南部、ギディマカ州を襲い、一帯は深刻な洪水に見舞われた。とりわけ、州都セリバビは300ミリを超える豪雨により、甚大な人的・物的被害が発生した。
報道によれば、少なくとも3人が死亡し、多数の人が負傷、加えて、約850棟の家屋が全壊し、約4,200棟の家屋が破損した。雨雲が通り過ぎた後も都市の大部分は浸水しており、モーリタニアの西部へとつながる橋も破損したとされている。モーリタニア政府は、食糧とテントを被災地に支援するとしたものの、実際はなかなか進まず、十分な支援が行き届いていないとの声も多く上がった。